スマート&グリーン 新たなエネルギーが拓く日本の未来
開催趣旨
昨年スタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」を契機に、多くのプレーヤーが市場に参入し、新エネルギー関連ビジネスが活性化の兆しを見せています。また、3.11以降エネルギー選択への関心が高まる中、地球温暖化防止の観点からも、CO2削減の切り札として再生可能エネルギーの導入拡大が期待されています。
本企画では、太陽光、風力、小水力、地熱、バイオマス、海洋など各再生可能エネルギーの最新技術を中心に、再生可能エネルギーを支えるスマートグリッド関連技術、様々な地域で実施されているスマートシティ・プロジェクトの概要などを、展示とセミナーで幅広く紹介し、次世代エネルギー普及がもたらす日本の未来とその可能性を探ります。
日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」において、ビジネスパーソンを中心に幅広く情報発信することで、再生可能エネルギー技術の開発推進、更なる導入拡大と関連ビジネスの活性化支援を目指します。
●会場:東1・2ホール(1-906)
企画構成
各エネルギー分野の最新技術・プロジェクトのテーマ展示
太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーをはじめ、燃料電池、スマートグリッドなど各エネルギーの最新技術を中心に、各地域で行われている実証プロジェクトなどを、パネル、模型、映像などでご紹介します。
【展示協力】
独立行政法人 産業技術総合研究所、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、日本地熱協会、一般社団法人 デジタルグリッドコンソーシアム、福島洋上風力コンソーシアム、横浜スマートコミュニティ
企業・団体展示
企業・団体による再生可能エネルギー技術・ソリューションの出展ゾーン
エネルギーステージ(無料、事前登録制 定員:約70名)
展示会場内のセミナーステージで、再生可能エネルギーや新エネルギーに関する最新動向解説や、マーケットの可能性について、大学、研究機関、企業などの講師が講演します。
10:30-12:10 |
再生可能エネルギーが拓く日本の未来―エネルギーの進化がつなぐ明日へ経済産業省 資源エネルギー庁 新エネルギー対策課長 村上 敬亮氏 |
12:30-13:10 |
海外先行事例から読み解く日本の電力市場の将来~再生可能エネルギーが台頭するためには?~プライスウォーターハウスクーパース ディレクター 草島 孝之氏 |
13:30-14:10 |
太陽光発電の現状と今後のビジネス展望資源総合システム 代表取締役社長 一木 修氏 |
14:30-15:10 |
「横浜スマートコミュニティ」が変える、未来の暮らし横浜スマートコミュニティ 代表 / dSPACE Japan 代表取締役社長 有馬 仁志氏 |
15:30-16:10 |
小水力発電を中心とする再生可能エネルギーのさらなる自給を目指して東洋大学 経営学部 経営学科 教授 石井 晴夫氏 |
16:30-17:40 |
水素ステーションと燃料電池自動車の最新動向JX日鉱日石エネルギー 研究開発本部 研究開発企画部 水素事業化グループマネージャー 前田 征児氏 |
10:30-11:10 |
再生可能エネルギー普及を支えるレドックスフロー電池住友電気工業 パワーシステム研究開発センター 二次電池部 部長 重松 敏夫氏 |
11:30-12:10 |
CO2を地中に貯める! 地球温暖化対策の切り札-CCSとは?
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12:30-13:10 |
再生可能エネルギーにおける世界の将来像と日本プライスウォーターハウスクーパース シニアマネージャー 富田 宏氏 |
13:30-14:10 |
電力自由化と地域エネルギー事業~海外の先行事例に学ぶ日本総合研究所 創発戦略センター マネジャー 松井 英章氏 |
14:30-15:10 |
人工光合成で二酸化炭素をエネルギーに!パナソニック R&D本部 先端技術研究所 グループマネージャー 山田 由佳氏 |
15:30-16:10 |
地域のバイオマスを活用した産業化に向けて農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課長 谷村 栄二氏 |
16:30-17:40 |
持続可能な地熱発電技術地熱情報研究所代表 / 九州大学 名誉教授 江原 幸雄氏 |
10:30-11:10 |
藻からオイル!藻類バイオマス実用化へ筑波大学 生命環境系 教授 / 藻類バイオマス・エネルギーシステム研究拠点 代表 鈴木 石根氏 |
11:30-12:10 |
宇宙から届く再生可能エネルギー 宇宙太陽光発電システムの研究開発宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発本部 未踏技術研究センター 高度ミッション研究グループ |
12:30-13:10 |
電力のデジタル化がもたらす社会変革東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任教授 / デジタルグリッドコンソーシアム代表理事 阿部 力也氏 |
13:30-14:10 |
エネルギーの地産地消 わたしたち電力の活動報告greenz.jp副編集長 / NPO法人グリーンズ理事 小野 裕之氏 |
14:30-15:10 |
世界のリーダーを目指す我が国の海洋再生可能エネルギーの挑戦佐賀大学 海洋エネルギー研究センター 教授 池上 康之氏 |
15:30-16:10 |
これからの地中熱エネルギー活用-エコな社会と暮らしに活かす地中熱パワー地中熱利用促進協会 理事長 笹田 政克氏 |
各エネルギー分野の最新技術・プロジェクトのテーマ展示
福島再生可能エネルギー研究開発拠点
環境・エネルギー分野における産総研の研究成果を紹介。再生可能エネルギー普及の障害となる、時間的変動の大きさ、高コスト、設置場所に最適な技術の選択などの課題解決を目指し、エネルギーミックス(太陽光・風力・地中熱利用などの組み合わせ)や、エネルギーの貯蔵(水素キャリアや蓄電池等)とマネジメントを統合した自立可能な電力ネットワーク構築を研究する新拠点、福島再生可能エネルギー研究所での取り組みを紹介。
【展示協力】
独立行政法人 産業技術総合研究所
新エネルギーコーナー
着床式洋上風力発電や燃料電池、水素ステーションなどの実用に向けた実証研究など、新エネルギー分野での取り組みを紹介。
【展示協力】
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
地熱コーナー
地熱発電のしくみや現状について模型や映像で紹介。また、我が国における地熱発電プロジェクトの開発状況や自然公園内における優良事例先進地域の調査状況、更には持続可能な地熱発電開発について最新知見を紹介。
【展示協力】
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC) / 日本地熱協会
デジタルグリッド-電力と情報の融合
電力と情報を融合した次世代の送電網-デジタルグリッドの紹介。より信頼性のある送電網を構築し、エネルギーの経済性を向上し、また再生可能で柔軟性のあるエネルギー発電の普及を可能にする技術を展示。「エネルギーのインターネット」ともいえるデジタルグリッドの実現により、電力供給の根幹を変え、世界を変える可能性がある未来の送電網の姿を紹介。
【展示協力】
一般社団法人 デジタルグリッドコンソーシアム
福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証事業
福島の復興をめざし、世界初の浮体式洋上風力発電プロジェクトとして、福島県沖約20kmの地点に設置され、11月から発電所の運転と実証実験がスタートした本プロジェクトの概要を紹介。
【展示協力】
福島洋上風力コンソーシアム
スマートコミュニティ
自然と共生する自律・循環型のコミュニティモデル構築を目指し、企業や大学などで構成された横浜スマートコミュニティの紹介。冷暖房で消費するエネルギーを低減するために断熱性・気密性の高い素材を用いるパッシブ技術と、系統電力、太陽光発電、蓄電池など、複数のエネルギー電源を効率的に制御するアクティブ技術の両面から、未来のコミュニティモデルを研究・実証する「スマートセルプロジェクト」を紹介。
【展示協力】
横浜スマートコミュニティ