Exhibitor Information

booth No: F-36
早稲田大学天野研究室/三重県大台町
Waseda Univ. & OODAI TOWN
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大台町J-VERプロジェクト・山村振興プロジェクトの紹介


緑豊かな大台町


大台町の森が育む日本一の清流(平成3年)、宮川

出展分野

農林漁業 生物多様性 行政・自治体・関連団体 大学・教育機関 

出展内容


三重県大台町は総面積の9割に当たる3万3600haが森林ですが、林業が不振なことに加え、他の中山間地域同様に過疎高齢化が進行しています。一方で森林の多くは成長が旺盛なスギ林で、町の森林のCO2吸収量は年間22万t近く(国有林を除く)にもなります。また、こうした森林は、日本全国の中でも指折りの降雨量を記録する大台町の土壌を支えているだけでなく、国土交通省の一級河川水質調査で6年連続、通算11回目の日本一の清流となった宮川を育んできました。現在は大台町では、町有林153.09haを対象としてカーボン・オフセットの一つであるJ-VERの申請をし、対象森林では2009年から毎年30ha程度の間伐を行っています。この事業で発行されるJ-VERクレジットはこの5年間で約6,226tと予想され、販売によって得られる収益は町内の森林整備及び地域振興に活用されます。早稲田大学人間科学学術院環境管理計画学研究室では過去7年間、大台町役場と協力してJ-VERの活用も含めた地域振興のための調査・活動を実施しており、本プロジェクトにも参加しています。林業の衰退によって森林荒廃が進んでいる大台町では、森の土壌を支える力が低減し、過去に台風による自然災害が多発しており、住民の防災のための森林保全に対する関心が高まっています。今後は、大台町のJ-VERプロジェクトを通じて、森林を有効に用いることによる地球温暖化対策と災害対策も含めた中山間地域振興の取り組みを進めていきます。本ブースではJ-VER制度を活用した大台町全体の取り組みについて紹介します。