コラム

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「食育からエコを考える」全調協食育フェスタ、エコプロと同時開催

syokuiku1116_01.jpg 全国調理師養成施設協会(全調協)は11月16日、会見を開き、主催するイベント「全調協食育フェスタ」(第7回)の詳細を発表しました。今回の食育フェスタは12月8日(木)から10日(土)まで東京ビッグサイトで行われる「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」(第18回、産業環境管理協会、日本経済新聞社主催)と同時開催となります。入場は無料、エコプロ展への来場登録で食育フェスタにも参加できます。

 食育フェスタは2008年にプレイベントを開催し、2009年に正式スタート。回を重ねるごとに注目度も高まり、来場者も1万人を超えるようになりました。全調協の服部幸應会長は「今、世界中で重視されている3つの傾向は『エコ』『サステナブル(持続可能性)』『バイオダイバーシティ(生物多様性)』だ。食育は、そのすべてに関係している」とあいさつ。この3つはエコプロ展の重要なキーワードでもあり、同時開催による相乗効果への期待を示しました。

shokuiku1116_03.jpg 今回の食育フェスタは、全国の調理師学校が各地の郷土料理や、地元食材を使った料理を販売する「調理師学校は美味しい!!」コーナー、食育を推進する企業や団体がその取り組みについて情報発信する「食育情報フェア」、自治体が特産品などを紹介する「地産地消物産展」など、8つのコンテンツで構成されます。ユニークなのは全国各地の「お雑煮」を紹介する「日本列島お雑煮あれこれ」。全国各地のお雑煮を写真とレシピで紹介するほか、期間中日替わりで合計6地域のお雑煮を1杯100円で試食できます(数量限定)。

 エコプロイベントステージでも食育フェスタ関連のプログラムが用意されており、8日には数々の食に関する著作で知られ、日本経済新聞の人気コラム「食あれば楽あり」を20年以上執筆している小泉武夫氏が、9日には服部会長が、それぞれ「食育・健康セミナー」として講演します。

 また、イベントステージでは全調協による「第4回 食育文化功労賞」の表彰式も行われます(8日)。今回の受賞者は小泉氏と、未唯mieさん。ピンク・レディーとして一世を風靡(ふうび)し、現在はアーティストとして舞台やコンサートなど多方面で活躍中の未唯mieさんは、テレビの料理番組にも積極的に出演し、その料理の腕前が話題となっています。

shyokuiku1116_04.jpg この会見では、食育フェスタ内で行われる「公開レッスン"食育教室はじまるよ!"」の実演も行われました。このプログラムは、実際に調理師学校の講師が料理を作りながら、食の大切さ、楽しさを伝える公開授業。当日も出演する東京調理製菓専門学校の沢辺利男さんが、エコな野菜炒め「野菜いため's(いためず)」を実際に調理しました。「野菜いため's」は、たくさんの野菜を細かく切って、弱火でじっくりと火を通し、野菜のうまみを味わうもの。炒めものというと強火でさっと、というイメージが強いので、あえて「いためず」という名称にしたそうです。野菜を細かく切ることで、捨てる部分を極力減らしたエコなメニューです。

 さらに「日本列島お雑煮あれこれ」のコーナーで提供される「蕪雑煮」(山口県)も披露されました。丸餅、鶏肉、カブ、サトイモ、人参、白菜、シイタケ、春菊の入ったお雑煮です。ダシは昆布と煮干しで取っています。

shyokuiku1116_07.jpg 「Shoku-ikuでエコを育てよう!」をテーマに開催される今回の食育フェスタ。会見後、服部会長は「食育は、フード・エデュケーションではなく、イーティング・エデュケーション。つまり『食べ方』を考えよう、という取り組みだ」と話していました。食べ方を考えることは、暮らし方、ひいては生き方を考えることにつながります。エコプロも、環境そのものを学ぶだけでなく、エコをどう自分の暮らし、ライフスタイルに取り入れていくかというイベントに発展してきました。食育フェスタ×エコプロのコラボレーションは、会場を訪れるすべての人に、新しい生き方、そして社会のあり方を提案することになりそうです。

(関連リンク)
◇第7回全調協食育フェスタ 特設サイト
 http://jatcc.or.jp/festa/

(参考記事)
◇日経電子版 「列島あちこち 食べるぞ!B級ご当地グルメ」日本全国お雑煮図鑑
 http://www.nikkei.co.jp/category/offtime/tabeb/article.aspx?id=MMGEzq002005012012

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